マットレス ダニだと思っていたらトコジラミだった!?

マットレスクリーニングのご依頼の理由の一つに

「ダニに刺されてしまって」とのことが多々あります。

 

ダニの中でも写真のようなダニは刺したり、噛みついたりしません。

 

噛みつくダニは「イエダニ」「ツメダニ」「マダニ」

などです。

マットレスにトコジラミが繁殖

ダニ以外で刺す虫がいます。

「トコジラミ」です。

トコジラミはシラミではなく、カメムシの仲間です。

形はカメムシと似ていて、頭が小さく、お腹が大きい虫です。 

 

体調は5㎜前後で、茶褐色で肉眼でも判ります。

 

 動物や人の血液をエサにしています。

 

                   噛まれると赤く腫れあがり、かゆみを伴うこともあります。

 

トコジラミは明るいところが苦手で、昼間の間は暗いところに潜み、夜活動します。

 

写真のようなマットレスの縁の部分に隠れています。

また部屋の壁の下、巾木の隙間などにも潜んでいます。

 

このトコジラミ、移動するスピードが意外と速いです。

 

 

 

このトコジラミ、1日に3~6個の卵を産み、生涯に200~500個うむと言われています。6~9月が活動が活発に

なりますが、今の日本の住宅事情では1年中活動できるそうです。

 

 

先日マットレスクリーニングのご依頼を受けていたお客様から、作業前日の夜中にメールが入りました。

「ベットにトコジラミがいました。」と・・・。

 

次の日、お客様宅へお伺いし、ヒアリング。

家族(奥様とちいさなお子様)3人がダニに刺されて、病院で診てもらったと。

いつまでも刺され続けるので、マットレスクリーニングを依頼したとのことでしたが、

ダニではなく、トコジラミの原因が大きそうです。

 

マットレスクリーニングを始める前に、トコジラミが繁殖しているのか、いないのか調査しました。

繁殖している場合は、マットレスクリーニングだけをしても、トコジラミの駆除完了にはなりません。

 

トコジラミは壁の裏などに潜み、暗くなってから、マットレスに上がってきます。

 

 

マットレスの縁の部分(長い面)を調べたところ死骸が5~6匹、生きているのが5匹確認できました。

マットレス全体で50匹以上はいると考えられます。

 

生きているトコジラミを駆除しても、卵が残っていれば、また繁殖します。

 

今回はマットレスクリーニングを中止し、トコジラミの駆除(害虫駆除)へ変更をしました。

お客様へトコジラミの繁殖力や生態などを説明し、弊社のパートナー企業のジョイテック㈱を紹介しました。

 

ちなみに今回のトコジラミの搬入経路等は不明です。

お客様は、海外渡航無し、動物飼育無し(動物飼育禁止)、マンション14階にお住い。

 

後日、1回目の駆除に入ったとの報告を受けました(3回薬剤噴霧でお伺いします)

マットレスも、廃棄して新しいものを購入されるとお聞きしました。

小さなお子様がいるので万全を期したいとのことでした。

 

 

トコジラミ、どこから来たか判らないままご自宅で繁殖してしまいました。

厄介なマットレスに潜む虫です。

 

皆様も噛まれて、マットレスに茶褐色のシミが付いていたら要注意です。

トコジラミの可能性があります。

 

マットレスの虫でお悩みの方「ライフサポートにこまる」にご相談ください。