大磯町のお宅からのご依頼です。
自動湯張りをすると黒いゴミが出てくるようになった、
とのことで、弊社のホームページを見つけてご依頼頂きました。
三菱製のエコキュート、設置から５年経過しています。
浴室からエコキュートの貯湯タンクまで、配管の長さは２メートルほどです。
お風呂に入ったときに、黒いゴミが出始めて、初めのうちは子供が泥を付けていたのだろうと、思っていたそうです。
しかし日を追うごとにゴミが大きく、また多く出るようになった為、ネットで検索し風呂釜洗浄をしてみようと
なったそうです。
お湯を張り、ATP検査で見えない汚れをチェックしていきます。
ATPの数値は
５９０９ RLU
お湯の吐出口に付いた細菌や雑菌の数です。
ちなみに食品工場のまな板の安全な基準（食中毒を起こさないであろうレベル）は５００RLUです。
食品工場の冷蔵庫の取手の基準値は２０００RLUです。
５９０９RLUは安全とは言えない数値ですね。
循環金具のフィルターです。
フィルターはお客様自身で定期的に清掃しているとの事です。
稀に、フィルターを1回も清掃したことが無い、という
お宅に当たることが有ります。
ここにゴミが詰まると、配管内にゴミが吸われて
しまい、ひどくなるとエラーになり、おいだきが出来ない、お湯が出ないなどの症状を起こすこともあります。
1ヶ月に1度は外してブラシで清掃しましょう。
循環金具アダプターです。
フィルターを外したところです。
表面には目立つ汚れはありません。
循環金具アダプターを外してみたところ、
裏側には汚れが付いていました。
お湯張りをした時に、この汚れがはがれて浴槽に出ていました。
清掃後
小さなブラシを使い、隅々までキレイにします。
汚れが残っているとそこから雑菌などが繁殖してしまいます。
循環金具本体です。
こちらにも黒い汚れが張り付いていました。
清掃後
お湯張りをした時から、黒いゴミが出ていました。
洗浄剤を投入して汚れを掻き出していきます。
泡に汚れが付いて出てきます。
これだけ汚れが出ると・・・1回、2回の洗浄だけでは
取りきれないかも・・・汗
出てきたゴミをネットですくってみました。
3回目の洗浄です。
まだ汚れが出てきます。
4回目の洗浄
まだ汚れが出ます。
4回目のすすぎをしましたが、湯張りテストで
少しだけ汚れが出てきます。
エコキュートはガス給湯器と比べて、おいだき配管の
経路が複雑になっています。なので、汚れが溜まりやすい、汚れが出にくいということがエコキュートではよくあることです。
貯湯タンクのお湯が底をつきそうなので、4回の洗浄で
終了しました。
お客様に状況を説明し、様子をみていただく事で終了です。
ATP検査結果は
３ RLU
充分、安全な数値に収まりました。
ちなみにこちらのお宅では入浴剤を毎回使用されているとのことでした。
ガス給湯器やエコキュートの取説では入浴剤は使用不可のものが多いです。
理由は入浴剤カスなどがおいだき配管内に溜まり、
汚れを溜めてしまうからです。
しかし入浴剤の効能も捨てることは出来ません。
我が家でも毎回入浴剤を使っています。
保湿効果があったり、リラックス効果があるので
皆さんもお使いになりますよね。
入浴剤の成分を見ると、ひまわり油、ヒマシ油、
コーン油などが含まれています。
油は配管内に蓄積しやすくなっています。
入浴剤をご使用になられているご家庭では1年に1回は
風呂釜洗浄をすることをお勧めします。
配管内に汚れが蓄積し、ヌメリ汚れ（バイオフィルム）が形成されます。
雑菌が繁殖していき、新しいお湯と一緒に浴槽へ出ていきます。
今回のお宅のように、黒いゴミが出る、ということは
かなり以前から配管内に汚れが付きだしていたことに
なります。
ゴミが出てきたから風呂釜洗浄、では遅いのです。
エコキュートや入浴剤を使用するかたは設備機器が故障
や、ゴミが出る前に洗浄しましょう！
ちなみに我が家は半年に１回、洗浄しています。
ガス給湯器、エコキュートのおいだき配管洗浄は
神奈川横浜
「ライフサポートにこまる」にお任せください！
風呂釜洗浄の業者様の中にはエコキュートに対応して
いない業者様もいらっしゃいます。
おいだき配管の汚れが気になったら、
「ライフサポートにこまる」にご相談ください！